財務コンサルティングができる税理士事務所

多くの中小企業では、航海でいう羅針盤がありません。
一貫した方針がなく、思い付きと手探りで、航海の目的を社長の頭の中で曖昧にしたまま出港しています。
社長自身が「何を大事にして」「何を実現したいのか」を見つけると、自身のやる気スイッチが入るため前向きな気持ちになることと、自分にとって大事なこと以外は考える暇がなくなるため、前向きに仕事に打ち込めるようになります。経営を変えるためにも、目標を立てることが重要です。

「前向きな数字」は必ず計算できます。
将来上げられる収益はわかりませんが、将来上げなければならない収益はわかります。「将来上げなければならない収益」とは、「必要な利益」と「将来の費用」を足したものです。「必要な利益」は借入の返済から考えると分かり、「将来の費用」は全て経営者が決定しています。
「将来上げなければならない収益」を、どう手に入れるかを考え、手を打たねばなりません。

どう考えても科学的な経営を実行するためには、目標になる前向きな数字は必要になります。そして、目標と実績の差を読み取って打つ手は考えるものです。

社員は不安を持っています。明るい未来を感じると、今日の苦労は絶えられます。暗い未来を感じると、今日の苦労は耐えられません。「百聞は一見に如かず」見たものは信じます。社長の方針や社員の明るい未来像を明文化し、わが社がどこを目指すのか、社長の考えを共有するため、「何を大事にして」 「何を達成するため」 「事業の未来」 「社員の未来」 「業務の個別方針」や「数値計画」を明文化した経営計画書の作成を勧めています。