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採用時に見極めたいコミュニケーション能力
先日、Eテレの番組『ウワサの保護者会』で、子育て世代の主婦が尾木ママに相談をし、アドバイスをもらう場面がありました。そこで、尾木ママは言いました。「これからの子供たちに求められる能力は“コミュニケーション能力”です」と。私はそれを見て、コミュニケーション能力の必要性が、ビジネスの世界だけでなく、ここまで広まってきたんだなぁと考えさせられました。
AIがこれから発達していく中、単純作業というものは人間がやる仕事から消えてなくなります。AIという言葉が出てくる前から、改札で切符を切る人がいなくなり、高速道路の料金所の人も、ガソリンスタンドの人もいなくなりました。コミュニケーションをとくに必要としない単純作業は、この先も勢いよくなくなっていきます。
反対になくならない仕事は人相手の仕事。コミュニケーションが必要な仕事です。なくならない仕事の第1位が小学校の教員であることは前回も書きましたが、教育という仕事はなくなりません。私たちも(7年前から)月次決算書と経営計画書を商品にし、数字に強い経営者を育てるという形で貢献できるように舵を切りました。
だから、どんな会社でも採用時には、このコミュニケーション能力があるかの見極めは必要になってきます。私自身、面接の時にそれを見極めるためにとくに意識しているのは、よどみなく会話ができるかどうかという点です。お互いの会話のテンポとスピードが合い、よどみなく会話が成立するか。論理的に話しているかも大事です。
もちろん、全員が全員、お客様の前に出て話すわけではなく、事務所の中にもいろんな仕事がありますので、コミュニケーションがもともと好きではないという人がいても、適材適所にできれば、それはそれでいいと思っています。ただ、これからは尾木ママが言っていたからではありませんが、コミュニケーション能力が、益々必要とされる時代になっていくことは間違いなさそうです。