財務コンサルティングができる税理士事務所

電話アイコン

0725-55-7665

営業時間 8:50~17:50 定休日:土曜日・日曜日・祝日

お知らせ

利益を出している会社とそうでない会社の違い

最近、コロナ禍と比べると、物が動いてきたと耳にしますが、たしかに利益を出している会社が以前よりも増えてきたように感じています。とは言え、そうならない会社もたくさんあり、利益を出している会社と、そうでない会社の違いはなんだろうか?と、自分なりに考えていました。

振り返ってみると、とびきりの利益、例えば5000万~1億くらいの経常利益がある会社は、だいたいずば抜けたいい商品を持っているイメージがあります。そこまで行かなくても1000万円以下の経常利益を出している会社のイメージは、商品が特別すごいわけでも、驚くような販売方法・営業方法があるわけでもなく、ただ、やるべきことをきっちりやり続けているという印象です。特に、今は根拠ある値上げ交渉を早いタイミングで行えるかどうかだと考えています。

先日、利益をしっかり出しているある社長さんから話を聞いてピンと来ました。「自社の商品を必要としている人のところに持って行けばいいだけやねん。」その社長さんは商品の改良を時間とお金をかけてやり続けています。また、待っていても売れないのでセミナーや勉強会を開催してその商品が欲しそうな人を集客し、興味がありそうな人にちゃんと商品提案をするということを、改良を加えながらやり続けています。当たり前のことと言えば当たり前のことです。

片やそうではない会社の社長さんは「売れない」と言いながら、全く売りに行っていなかったりということが往々にしてあります。さらに言うと「今は値段なんですよ!」と、自ら価格競争に走ってしまっていたり・・・。そういう会社さんは、判で押したように業績が悪いです。

両者は短期的に見ると差はほとんどありません。ただ、長期で見ると雲泥の差です。前者はトライ&エラーを繰り返し、ときに赤字になることもありますが、なんだかんだで必ず持ち直します。隣の芝生が青く見えても飛びつかず、当たり前のことを愚直にやり続けながら成長していく。そこに派手さはありませんが、いろんな社長さんを見てきて、それこそが幸せな成長の仕方だと私は思っています。