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人の採用、面談されるのは・・・

求人広告マイナビの営業の方と話をしていて、こう言われました。「そこまでご理解いただいていると、なんとかなると思います。なかなかそう思ってくれる社長が少なくて・・・」と。

私が、今、人の採用について思っていることを、マイナビの営業の方にお伝えしたところ、そう言われました。具体的に、私が話したのはこんなことです。

人の採用について、かつては自分が面談をする側、自分が選ぶ側だという発想でした。ところが、今の世の中、その発想は逆行しています。今は、応募してきた人から自分は面談される側、選ばれる側です。なので、「なんでうちの会社に入りたいと思ったんですか?」といった志望動機を聞くのは、愚問。それを聞いたところで、本当のことを言うわけがなく、選択権がある応募者に対して、そんな質問をした時点で、時代錯誤の会社だと思われかねません。

これは、私たちのお客様からも聞いておりますし、また、私も実感しているのですが、応募者はすでに内定をいくつか持っている状況です。そして、そのいくつかある中から選ぼうとしているわけです。もちろん、人間性や入社後に相性が合うかどうかの確認はする必要がありますが、志望動機の確認は不要。また、スキルの確認も、それなりに必要ではありますが、そこを求めてしまうと、中小企業では、ほとんどいなくなってしまうので、未経験者くらいまで下げないといけません。そして、大事なのは、採用後、自社で育てられるかどうかです。

採用で成功している会社の人と話をすると、そのような意見が大半です。なので、やるべきことは、いかにうちがいい会社であるかを伝えること。条件面では、月の残業時間が30時間くらいまで。土日休みは当然で、年間休日120日は必要。給料も業界水準以上。

時代は本当に変わりました。「時代は変わっても、オレは変わらねぇ」というのも一つの選択かもしれませんが、それでは、徐々に衰退していきます。私も現実を見て、悲しいかな、変わらなきゃと思っている次第です。