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作業能力の低下、その改善のために

私は以前からあることで悩んでいました。何かと言いますと事務所の“作業能力の低下”です。
具体的には、毎月の決算作業の作業能力が、不思議と年々下がっていたのです。

大きな理由として考えられるのが人間性重視の採用”です。
私は、いい会社は、社風がいいはずだと思っています。
そのため、作業能力よりも人間性を重視した採用をしており、
最初の内はどうしても作業能力が高くないわけです。

もちろん、そのことは百も承知で、だから毎月教育の時間も取っているわけですが、
ただ、勤続年数が浅いと、まだまだ作業能力が高くなく、教育が追いついていない状況でした。

そこで、何かいい改善方法はないかと考えマニュアル化に取り組んでみることにしました。
私たちの事務所はまだまだですが、100人を超えてやっているようなところには、
必ずと言っていいほど、業務マニュアルがあります。
大人数の会社で、誰がやっても同じ品質を目指そうと思えば、それが必須なわけです。

私たちももう少し、そういう段階にいかないとと思い、
決算作業に関しての業務マニュアルを、年明けから私が一人で作っていきました。
いわば、私がやっていたことの文字化です。大変でしたがようやく完成しました。
決算作業を21工程に分解し、この工程は何日までに誰がしないといけないなど、
チェックリストも付け加え、約30ページのものを作り上げました。

もちろん、マニュアル通りにきっちりやろうとすれば、
一時的に能率が今より落ちるとは思いますが、
事務所全体として、一定の品質を保つことはできます。
また、これから人手不足が進み、経験者の採用が益々しにくくなって行く中では、
マニュアルによって品質を保つというのは、ひとつの有効な手段だとも思っています。

これが軌道に乗ると、今よりはるかにいい回転が生まれるという感覚はあります。
これから、このマニュアルを運用していくことにトライしてみます。