お知らせ
会社経営を安定させる労災上乗せ保険
先日、私どものお客さまの会社で、元社員さんがうつ病になってしまい、訴えられてしまったという話がありました。税理士の私の手が届く話ではないのですが、私自身、自分の会社で万が一が起きてしまったときのことを考え、手は打っております。何かと言いますと、保険です。
まず、労災保険は皆さんご存知かと思いますが、最悪のケースが起きてしまっても1000万円までしか出ません。働き盛りの40代男性が不慮の事故、もしくは精神的なものから亡くなってしまった場合、標準的には8000万円から1億円が逸失利益として会社に請求されます。労災保険で1000万円出たとしても、差額分は弁護士から会社に請求書が届くわけです。払うのが嫌なら裁判をしましょうと。ただ、裁判をしても今は働く人側に風は吹いていますので、基本的に会社側は負けます。そして、お金が無いから払えないでは、亡くなられたご主人のご遺族が不幸になってしまいますし、なんとか払えたとしても、会社は大赤字に転落し、社員さんのボーナスが出ないどころか給料が減り、社員さんも不幸になります。
実は、それら全てを解決する保険があるのです。この保険は、保険会社も代理店も誰も儲からない保険商品なので、どこも積極的にPRせず、だからその存在を知る人が少ないのですが、会社を防衛するために絶対に入った方が良い保険があります。それは、労災上乗せ保険というものです。万が一のときに、1人につき2億円(最大で5人で10億円)まで出ます。しかも、保険料は(業種にもよりますが、私が実際に支払っているのは)年間で4万円程度。
この労災上乗せ保険の適用条件は、労災の適用。うちは事故なんて起きない業種だから関係ないという方もいらっしゃいますが、今、労災申請で一番多いのはケガではなく、精神疾患(うつ病)です。税理士事務所だって無縁ではありません。だから、私も入っております。私たちのところでは、保険の取り扱いもしています。この労災上乗せ保険に興味がある方は、一度お声掛けいただければと思います。